2006年12月21日
三洋信販に業務停止命令
12月13日付「読売新聞」1面に「三洋信販に業務停止命令」との記事が載りました。
この処分は、「三洋信販」本部の「債権法務課」の2名の社員が、返還請求訴訟を受けた「債権」の「取引履歴」を実際より顧客が「不利」になるように改ざんして届け出していたとのことを受けてのもの。
会社側は、社員が単独で勝手にしたことと、言い逃れしていたそうです。
ところが、「三洋信販」では、過払い金返還額が「少ない」ことが、担当者の「業績評価」に大きくかかわっており、また「本部」という、社長直近の部署で起こっていることを重要視して、「会社ぐるみ」との判断で、金融庁はこの処分に踏み切るとしています。
次は「アコム」と、思っていたのですが、スルーしてこちらに行ったのでしょうか?
関連記事によると、10月にもGEのコールセンターが、顧客の勤務先に連絡して、5日間の業務停止処分を受けていたそうで、これで「武富士」、「アイフル」に続いて「GE」「三洋信販」と大手の業務停止処分が相次ぐ状況となりました。
それにしても彼らは、未だにこのような「違法」な行為をしているんですね。
「大手」ですら。です。
それにしても損害保険業界といい、消費者金融業界といい、本当に困ったもんですね。
業界をリードしていかなければならないトップ企業が、こうなのですから。
「コンプライアンス」が聞いてあきれます。また、金融庁の、指導能力を疑ってしまいますね。
消費者金融問題は、まだまだ「根」が、深そうです。